長谷川明学長、電気学会誌 巻頭言「随想」を飾る。

【No.18004/2018.04.27】

 電気電子工学科が関係する主な学会の一つに電気学会があり、会員数は約二万四千人と大規模な学会です。その電気学会誌 今月号の巻頭言「随想」に本学の長谷川明学長(Photo.1)からエッセイが寄せられています。(Photo.2)長谷川先生は構造工学や橋梁工学を専門とされ、古くなりつつある数多くの「インフラ」を如何に整備すべきかの課題に取り組んでいます。ここで「インフラ」とは、道路、河川、橋梁というような私達の生活を支える施設のことを指し、インフラストラクチャー(infrastructure)の略です。エッセイでは劣化・老朽化を明確に判定できる手法開発の必要性と、その実現には、AI、ロボット、IoTといった電気電子情報技術を駆使することを述べられています。さらに、日本の発展においては、中央と地方のバランスある発展が不可欠であると結言されています。

 皆さん、身の回りの電気については馴染みの深いところですが、電気電子工学技術と社会との関わりについては、普段あまり深く考える機会は少ないのではないのでしょうか。今を生きることを最優先にすることは大切ですが、一方で、未来像を描いてみることも技術の発展を図るには有効です。その際、自分の関わりだけではなく色々な分野の人達とのコミュニケーションが役立ちます。お互いに何ができるか、何をしたいのかなどを話し合うことで新しい考え方が生まれます。長谷川先生のエッセイにはそのヒントがあります。

Photo.1八戸工業大学 学長 長谷川明先生 Photo.2 電気学会誌 巻頭言を飾る学長エッセー