学科概要


学科で育成しようする技術者像
未来の産業構造と社会変革に対応するため、電気電子工学の深い知識と幅広い教養、俯瞰的視野ならびに論理観を有し、豊かな人間性と総合的な判断力、問題解決・応用展開能力、構想力、自己表現力、協働性を備え、地域社会への関心と国際的視野を持った技術者


学科概要
電子のミクロレベルから、電気のエネルギー分野、
さらには宇宙における情報通信技術まで、
多彩な技術にチャレンジできます。

例えばロボットを動かすためには、電気・電子・情報という3つの技術要素が必要です。本学科では、これらの要素を結びつけ、一つのシステムとして機能させることのできるエキスパートの育成を目指しています。

電気電子技術の分野は非常に幅広いので、学科のカリキュラムも 「電気エネルギーシステム系」 「電子デバイス・システム制御系」 「情報・通信・メディア系」 という3つの柱に分けています。電子のミクロレベルから、電気のエネルギー分野、さらには宇宙における情報通信技術まで、多彩な技術にチャレンジすることができるのが本学科の大きな特徴です。
また、時代の要請に応え、環境・エネルギーを考慮した技術力も重視しています。


3年進級時にコースが選べる!

◎平成29年度以降入学生

page_2_pic2 電気は社会に必要不可欠な「電気エネルギー」と「電気信号」の技術。その次世代技術を創出できる技術者を育成するのが電気電子システム学科。電気エネルギーシステム系、電子デバイスシステム制御系、情報・通信・メディア系の3つの教育の柱のもと、 1〜2年次には全員が基本となる電気・電子・情報通信の授業を受けます。3年進級時には学生一人ひとりの将来像に合わせて、担任教員が相談に応じながら、大切な将来設計を作り上げ、「電気エネルギーコース」と「電子通信制御コース」の2コースから選択して専門性を深めて学ぶことができます。

 なお、自己のキャリアプランを設計する上で、資格取得等の諸条件を考慮し、他コースの科目履修もできるようにしています。

 各コースの概要は、次の通りです。

【電気エネルギーコース】

 電気エネルギーの特徴は電気を遠隔地へ大量に送り出せること。発電から始まり電気を消費者に届けるまでシステム的に扱える技術者を育成することを目的としたコースです。教育の内容は、電力の発生・送電・配電から始まりパワーエレクトロニクスなどの応用分野に至る電気エネルギーシステム系を中心とした科目で構成されています。本学科は電気主任技術者(一種・二種・三種)の国家資格認定校のため、本コースで示した科目の単位を修得し、卒業後実務経験を経て、免状交付申請資格が得られます。また、本コースで示した科目の単位を修得して卒業した場合に、第二種電気工事士の筆記試験が免除となります。

【電子通信制御コース】

 電気信号はいつでも・どこでも・だれとでも情報を交換できる現代の主役。それを使いこなし発展の担い手となる技術者を育成します。教育の内容は、半導体、電子回路、情報通信など電子デバイスシステム制御系および情報・通信・メディア系を中心とした科目で構成されています。本コースで示した科目の単位を修得して卒業した場合、電気通信主任技術者の一部試験が免除となる利点があります。また、本コースで示した科目の単位を修得して卒業した場合、申請により第一級陸上特殊無線技士および第二級海上特殊無線技士の資格が与えられます。

◎平成28年度以前入学生

本学科では、電気・電子・情報という3つの分野を中心に、様々な学び方ができるように2コース制を導入しています。
入学時は全員が「専修エンジニアリングコース」に登録され、1~2年次に基本となる授業を行います。コースを選択するのは3年次に進級するときで、学生一人ひとりの将来像に合わせて、担任教員が相談に応じながら、大切な将来設計を作り上げていきます。各コースの概要は、次の通りです。

電気電子システム専修エンジニアリングコース【JABEE対応プログラム】

「電気エネルギーシステム系」「電子デバイス・システム制御系」「情報・通信・メディア系」という3つの柱をバランスよく履修するコースです。幅広い専門的能力と確かな教養、倫理観を身につけ、グローバルに活躍できる技術者の育成を目指します。JABEE(日本技術者教育認定機構)に対応しているので、技術士一次試験が免除され、修習技術者の資格を得ることができます。

電気電子システム総合エンジニアリングコース

「電気エネルギーシステム系」「電子デバイス・システム制御系」「情報・通信・メディア系」という3つの履修ケースに分けて、各専門分野における実践力を養います。どれか一つの分野を集中的に学べるため、特定の分野で高いレベルの資格取得などを目指したい学生に適しています。


教育設備
ネットワーク・コンピュータ演習室

本学では、ネットワーク・コンピュータ演習室に60台のパソコンを設置しています。8:30から17:00の間であれば、授業で使用している場合を除き、いつでも入ることが可能です。
学生には個別にパスワードを提供します。自分だけのメモリ領域(1ギガバイト)が確保されていますので、パスワードを使って自由にパソコンを使用することができます。
演習室には大型の電動スクリーンやオーディオ設備、レーザー・カラー・プリンタなどもあります。

エジソンクラブ

学生が実技実習や資格取得のための練習や電子部品などを使った装置を作るため、パソコンから工具、ハンダ、工作部品などが用意され自由に使える電気工作室です。
希望があれば材料の手配や指導も受けられます。

E-ラウンジ

本学科の学科棟には、談話や休憩、自習など、学生が気軽に利用できるE-ラウンジ(E_LOUNGEROOM)があります。
E-ラウンジには、メディア・コーナーやライブラリー・コーナー、カウンター、ミーティング・スペースなどがあり、パソコンやプリンタ、無線LANなどが使用できます。
JABEE開示資料のほか、書籍や新聞なども閲覧できます。飲食も可能で、誰でも自由に利用することができます。

工作室

溶接から旋盤、裁断などの工作に必要な機器が揃い、学生誰もが利用できる施設です。
主に学生自身の研究に使う装置を自作できるよう設置され、利用されています。