E-letterNo16025「男女の雇用」

8 月27 日(土)に札幌で第14 回八戸工業大学北海道支部総会が開催されました。このとき北海道では、8 月17 日(水)は7 号、21 日(日)に11 号、そして23 日(火)に9 号と、1 週間に3 個の台風上陸という観測史上初めてのことが起きていました。特に火曜日の台風9 号の大雨の影響で、大きな災害となり、復興に関わる同窓生の方は大変とのことでした。お見舞い申し上げます。同窓会は57 名の同窓生が参加し、八戸からは長谷川明学長、また、仙台、秋田からも駆けつけて頂いた方もあり、実に賑やかに旧交を深めた一時でした。(写真1)

実は、翌日北海道マラソンが開催されるとあり、交通機関は勿論、宿泊施設も大変混み合い1 ヶ月前でも予約が取れませんでした。でも西岡康夫北海道支部長さん(写真2)の配慮で、東横インホテルに宿泊ができ、事無きを得ました。客室に入ると写真3 のように書棚があり、「日本一働きたい職場を目指して、著書:黒田麻衣子」のページをめくってみました。黒田氏は東横インの社長を務めています。以前から東横インのホテル支配人はほとんどが女性であり、ユニークだなと思っていました。そこには、女性らしさをホテル経営に生かすとした徹底した考えが貫かれているとのことでした。

男女雇用均等法があるのに、逆に女性ばかりを優遇するのはどうかという声があります。社会的な法令の整備が進んできてはいますが、これまで、女性の社会進出や雇用を阻んできた歴史があり、その悪しき名残があり、さらに支援をしなければ本当の意味での均等は達せません。人口が減少している日本にとって、労働人口が少なくなると経済活動が低迷し、働き場所も少なくなり、新しい時代を築きあげることができなくなります。何とか女性や若い人々が働きやすい環境作りが急務となっています。

電気電子システム学科でもやはり同様に女性に開かれた産業進出支援を考えています。決して多くは無いのですが、これまでも女性のエンジニアが生まれ、JR や半導体電子産業やなどで活躍しています。西岡北海道支部長さんは、是非、道内で活躍している女性同窓生にも参加しやすい支部としたいとも語っていました。電気電子情報産業分野では女性エンジニアを求めています。


 

写真1 同窓会北海道支部総会での長谷川明学長

写真1 同窓会北海道支部総会での長谷川明学長

写真2 西岡北海道支部長

写真2 西岡北海道支部長

写真3 客室の書棚

写真3 客室の書棚

pdf版:2016_Letter_No25