新年度を迎えて

新年度を迎えて

執筆:教授 関秀廣

 新入生の皆さん御入学おめでとうございます。大学という新ステージで思い存分キャンパスライフを謳歌してください。活動の場として広大なキャンパス(Photo.1)があなたを迎えます。大学では、皆さんがこれまで積み重ねてきた経験をもとに研鑽を積んで頂きたいと思います。これまで趣味などで深めてきた興味を他者が求める技術として展開していくのが社会とすれば、大学は実に様々な学生が集うことから新しい発想が生まれやすい環境が整っています。社会人への助走を支援するのが本キャンパスです。

 ところで新型コロナウイルス感染症が猛威を振るっています。3月末で日本の感染者が2千名弱に達しています。1918年、スペイン風邪が世界を震撼とさせ、日本では36万人という甚大な死亡者を甚大な数えました。個々人の対応の仕方が、感染状況に大きな影響を与えることが取り沙汰されています。感染は飛沫感染であり、互いに2メートルは離れることが求められます。そこで、人と人との間に電気が介在することにより、直接そばにいなくても情報を伝えることができます。IoT(モノのインターネット)やICT(情報通信機器)がその役割を十分に発揮することができます。困難に直面したときにはどうにかしなければとの切羽詰まった思いが新しい技術を生み出すきっかけになります。あなたなら何ができそうですか?4年間を通して見つけてください。

Photo.1 東京ドーム8個分の広さの八戸工業大学キャンパス