6 月10 日(金)学長応接室において、今年3 月をもって大学を辞した藤田成隆前学長の名誉教授称号授与式が挙行されました。藤田先生は9 代目の学長を務められましたが、それを引き継いだ10代目の長谷川明学長から称号を記した額が手渡されました。その後、1 時間程懇談が持たれ、本学創立当時の様子や建学の精神「正己以格物」の制定経緯、学生チャレンジブロジェクトの意義確認など、尽きない話題は貴重な情報交換の場となりました。
両学長ともに学生の実力を如何に引き出すかに心血を注いでいます。大学は知識を授ける場とされています。それに加えて、知識を得た学生には如何に知識を生かし、生きた技術として体得する機会が与えられるかが課題となります。社会に出てもそうした機会はありますが、様々な制限が加わります。大学では思いっきり好きなことを自由に行える利点があります。学生チャレンジ事業は学生の提案を受けて大学が審査後、資金提供を行い、活発な活動をしてもらおうという狙いがあります。お二人ともこれまでの事業における学生の積極的姿勢に関心していました。学生の皆さんには是非こうした学長の思いを受け止め、キャンパス・ライフを謳歌して欲しいと思います。

写真1 10 代目学長(右)から9 代目学長(左)へ授与

写真2 建学の精神を背景に記念写真
(左から関学科長、藤田先生、長谷川学長、松坂事務部長)
pdf版:2016_Letter_No05