6 月9 日(木)八戸パーク・ホテルにおいて、青森県工業技術教育振興会賞の表彰式が行われました。表彰者は、八戸工業高校、八戸工業高等専門学校、そして八戸工業大学の3 名の方が表彰されました。その中の一人が電気電子システム学科の信山克義先生です。先生は電気絶縁材料として自然に帰ることができる植物由来の新しいバイオプラスチックを見出されました。おめでとうございます。
一般財団青森県工業技術教育振興会は工業教育の普及等を目的として設立された機関です。大学では学問としての工学を極め、企業は生業としての工業の振興を図ろうとします。それぞれ立場は異なるのですが、技術を通して社会に役立とうとする思いは同じです。振興会は産業と大学と役所、「産学官」と言われることも多いのですが、その連携を強めることが目的で種々の振興策が取られています。研究というと、とかく研究室の片隅でコツコツと進められるイメージが強いのですが、一方では、様々な分野の研究者・開発者・技術者の連携が大きな成果を生み出すこともあります。とくに工学系はその要素が強いように思われます。人とのつながりが次の展開・飛躍に結びつきます。

写真1 やや緊張(?)の面持ちの信山克義先生

写真2 藤田成隆財団理事長から表彰状の授与
pdf版: 2016_Letter_No04