OB・OGだより「馬場 亮泰さん」

八戸工業大学同窓会報第13号掲載記事(2008年発行)

昭和53年電気工学科卒(佐藤研究室) 馬場 亮泰さん
 現在:株式会社山川建設 建築部長

馬場 亮泰さん
馬場 亮泰さん

 学生時代の4年間は、八工大の名を世間に認知してもらう為の行動をしていました。3年で学友会会長、学園祭で中島みゆきを呼び、市内で神輿を担ぎ、同好会20団体程部に昇格させ、今では邪魔な石碑を残し、3年から4年へとばらばらだった電気工学科の学生が何故か一体化して盛り上がり、卒業アルバムまで作ったのでした。皆さんのこれまでの投稿文を目にし、思うように進まぬ現実にもめげず突き進んでいる様子が伺えられました。

 私の卒研は、全く別世界の魚の論文でした。つり、ダイビングを繰り返し、指刺されながらもデータ取りの毎日でした。でも今では、建設業と全く違う仕事についています。大学も創立30年を超え、世に送り出した学生は一万人を超えていると思います。それなのに、一人として世間で会った事がない。都会の何処かに居るはずなのに、誰とも企業で会えない。もっと横の繋がりを多方面にも持ち、情報交換をしていかないと勿体無い。

 私も、八戸の生れです。帰省する度、活気の無くなる街を見て“何とかしなくては”と毎回思うのです。卒業生達の技術力、想像力をもっともっと増幅させる為にも、大学と企業を現実的視点からも結びつけ、地元にとっても活力になるよう、本気で考えましょう。