研究室探訪「藤田研究室」

八戸工業大学同窓会報第5号掲載記事(2004年3月発行)

藤田研究室
藤田研究室

 現在、「ロボットヘリコプターを用いた地雷探査技術の開発」、「ナノテクを利用した有機EL(電界発光)素子の開発とカラーディスプレイへの応用」、「NASA(アメリカ航空宇宙局)衛星データによる自然環境解析」などの研究を行っています。

 地球上には1億個以上の地雷が埋められており、平和貢献の観点から現在新地雷探査技術を開発しており、最終的にはGPSを搭載して効率よく地雷探査を行います。現在数百m上空から地形データを送信できる状況にあります。また、有機EL素子は、優れた点が多く次世代カラーディスプレイ用素子として非常に注目されており、EL素子の長寿命化、高輝度化に取り組んでいます。一方、地上約800km上空を飛行している衛星からのデータを、屋上に設置したパラボラアンテナで直接受信して自然環境の解析を行い、農業分野、水産分野などへ利用しています。“ものづくり”、“宇宙から見た地球観測”の楽しさを体験してもらえたらと思っています。