平成26年度学科近況報告

八戸工業大学同窓会報第20号掲載記事(2014年発行)

大学院工学研究科電子電気・情報工学専攻主任
 工学部電気電子システム学科長 根城安伯先生

根城安伯学科長
根城安伯学科長

 八戸工業大学水交会会員の皆様、日頃からご活躍のこととお喜び申し上げます。  電気電子システム学科学科長の根城安伯でございます。電気電子システム学科に対してご支援ご協力いただきまして感謝申し上げます。

 さて、2014年4月には、新たに学科教員として石山俊彦先生を迎えることができ、すでに教育や研究を担当していただいておりますことをご報告いたします。石山先生の専門分野はエネルギーに関連する領域であり、多くの研究実績と6年間の教育実績をお持ちです。電気電子システム学科では、昨年から電力・エネルギー分野を重点とする教育研究を推進しており、その分野で学科に新風を吹き込んでもらえるのではと期待しているところであります。

  電気電子システム学科では、昨年度は学生の資格取得者を10名以上輩出することができ、この中には出身高校が普通科課程の学生が複数含まれています。学科教育の結果、自ら志願して受験し見事に国家資格を取得したことにエールを送りたいと思います。また、大学院生・学部4年生が関連する学会から多くの受賞を得ることができました。そこには複数の教員のサポートがありましたので、この場を借りて感謝いたします。私が赴任したころと比べ、学科がここまで成長したという実感を覚えております。また、大学のグローバル化の一例として、2013年9月から12月まで、海外からの研究者が電気電子システム学科に滞在しました。原子力・核融合の基礎的な実験・理論・外部施設の訪問などの研修を体験し、国際フォーラムでの講演などをこなしました。また、中国からの留学生が卒業できました。このような機会は、今後ますます増加するものと予想しています。大学の国際化に適応しないと立ち遅れてしまうのは明らかなことであり、皆様のご協力も仰がなければと思っております。

 水交会の皆様との更なる交流を通して、学科と社会との接点をさらに強固なものとし、八戸工業大学電気電子システム学科の更なる基盤強化ができればと願っております。