小松崎年雄「同窓生に贈る言葉」

八戸工業大学同窓会報第16号掲載記事(2010年8月発行)

同窓生に贈る言葉
 名誉教授 小松崎 年雄 先生(平成22年3月退職)

小松崎先生

 大学開学時に「機械工学科」に就職しました。その後、電気電子工学科へ移りました。この時期は、大学創立20周年の「同窓会」設立時の寄付金集めについて良く議論を交わしたものです。

 さて、電気電子工学科では、卒業研修を「学生のレベルでできること」、「社会に役にたつもの」という方針で実施しました。テーマとしては、「やさしいロボット教材開発」、「自閉症のための時間認識装置開発」、「鳥獣害防止(鳥獣との知恵比べ)」等々です。卒業研修を実施してみて、電気系学生の電気はもちろん、情報、機械への興味心とその能力に驚きました。学生の成果は、学会・社会からの評価も受け、やりがいのある楽しい時間を過ごすことができました。

 退職後も、八戸児童科学館で JST からの助成を受けて小学生相手の「ロボット作り」を実施しています。もちろん教材は、学生の開発した「やさしいロボット教材」を使用しています。ロボットがプログラムとおりに動いたときの子どもたちの感動の笑顔を思い浮かべて、その準備に忙しくしております。興味と時間がありましたら、子どもたちのロボット作りに参加してみませんか。電気系同窓生のご健康とご活躍を期待しております。