横地弓夫「八戸工業大学での三十七年」

八戸工業大学同窓会報第15号掲載記事(2009年8月発行)

八戸工業大学での三十七年
 准教授 横地 弓夫 先生(平成21年3月退職)

横地先生

 私は、本学開学の昭和47年4月に赴任して参りました。電気工学科では一回生80名の入学生を迎え、初年度は講義が本館で行われ、2年目からは電気工学棟が新築され、講義、実験とも専門棟で行われるようになりました。実験は準備が出来ていなかったので手作りの装置も含めて実験を行い、卒業研修も同様で戸賀沢さんの協力を得て準備を進め実験、卒研を行いました。

 卒業研修では、研究室には数年間は門脇先生に配属の学生、私に配属の学生が共同で卒業研修を行っていました。卒業研修は50万ボルトの試験変圧器を用いた碍子の活線洗浄、磁性材料など色々のテーマの卒業研修を行った卒研生との一年間、また、講義、実験そして担任としての学生との思い出を思い起こしています。

 37年間勤めることが出来たのも、私の為にご支援を下さった卒業生、教職員の皆様に感謝致します。末筆ですが卒業生諸君の御活躍を祈念いたします。